Agatha Christie


アガサ・クリスティ

last updated: Jun 21, 2018

Biography +++

【生没】 1890.9.15 - 1976.1.12 (寅年生まれ、享年85歳)
【家族】 アメリカ人の父親、イギリス人の母親。3人兄弟の末っ子、次女。
【故郷】 イギリス南部デボンシャーのトーキー生まれ。
【仕事】 11歳ころから短編小説や詩を書き始め、母の勧めで雑誌に投稿。18歳のとき、短編「美女の家」を祖父の名で投稿するが、採用されなかった。
聖書、シェクスピアに次いで広く読まれているともいわれている、ミステリーの女王。書いた探偵小説の数は80冊以上(そのうち半数はポワロ)にのぼり、メアリ・ウェストマコットとしてのロマンス小説が6冊。アガサ・クリスティー・マローワン名義で書いた本も2冊ほど。
【功績】 1956年、CBE叙勲。1961年にエクセター大学より名誉文学博士号授与。1971年には、DBE叙勲。
【結婚】 1914年にクリスティー少尉と結婚。38歳で離婚。40歳で考古学者マックス・マローワン(当時25歳)と再婚。
【子】 29歳で娘ロザリンドを出産。


【味わい方】 クリスティ作品は、スイーツブッフェの中のポテチ。上質のポテチ。単品でも堪能できるが、ミネット・ウォルターズのような重いミステリーを読んだ後、苦しい心を和らげる時に最適。ウォルターズ作品とのセット買いもオツ。
【ミステリ黄金時代の4大英国女流推理作家】 クリスティ、D.セイヤーズM.アリンガム、ナイオ・マーシュ
【日本での人気作品】 週刊文春実施アンケートによる『東西ミステリーベスト100』2012年版の海外編
1位『そして誰もいなくなった』5位『アクロイド殺し』11位『オリエント急行殺人事件』
【名探偵ポワロ】 口ひげに、卵そっくりな頭部の小男。私には、ハンプティダンプティしか想像できない(漫画ワンピースのタマゴ男爵でも可)。そんな風貌で、「あなたの顔が気に食わない」と依頼を断る場面は笑うしかない(『オリエント急行殺人事件』)。

 

Bibliography +++

★エルキュール・ポワロの事件 ◆ジェーン・マープルの事件
★#1The Mysterious Affair at Styles (1920)
1916年に複数の出版社に送るものの、採用されなかった。
『スタイルズ荘の怪事件』能島武文(訳) <新潮文庫・1959/角川文庫・1971>/久万嘉寿恵(訳) <講談社文庫・1975>田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982>/ 真野明裕(訳) <新潮文庫・1995>/矢沢聖子(訳) <クリスティー文庫・2003>
『スタイルズの怪事件』 田中西二郎(訳) <創元推理文庫・1976>
#2The Secret Adversary (1922)
トミーとタペンス・ベレズフォードが登場。
『秘密機関』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982/クリスティー文庫・2003>
『秘密組織』 一ノ瀬直二(訳) <創元推理文庫・1971>
★#3The Murder on the Links (1923)
『ゴルフ場殺人事件』久万嘉寿恵(訳) <講談社文庫・1977>/蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1984>/田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982>
『ゴルフ場の殺人』 中村能三(訳) <創元推理文庫・1976>
#4The Man in the Brown Suit (1924)
『茶色の服の男』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1982/クリスティー文庫・2004>
『茶色の服を着た男』 赤冬子(訳) <角川文庫・1964>/向後英一(訳) <創元推理文庫・1967>
#5The Secret of Chimneys (1925)
『チムニーズ館の秘密』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2004>
『チムニーズ荘の秘密』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1976>

 

★#6The Murder of Roger Ackroyd (1926)
江戸川乱歩が選んだミステリー黄金時代の海外小説第6位。
ミステリー作家の地位を築いた作品。そして、真犯人の情報がちまたにあふれているミステリーNo1です。そういう意味で、なるべく早く読んでください。私はうっかりウィキペディアを見てしまって、激しく後悔しました。できるだけネタばれしないようご紹介しますが、限界があります!とにかく先に本を読んでください!!

『アクロイド殺し』 松本恵子(訳) <ハヤカワポケットミステリ・1955>/ 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1979>/ 羽田詩津子(訳) <ハヤカワ クリスティー文庫・2003>
『アクロイド殺人事件』 松本恵子(訳) <角川文庫・1957,改版・1987>/ 中村能三(訳) <新潮文庫・1958>/ 茅野美ど里(訳) <偕成社文庫・1998>
『アクロイド殺害事件』 大久保康雄 <創元推理文庫・1959,改版・2004>/ 原百代(訳) <講談社文庫・1974>/ 雨沢泰(訳) <集英社文庫・1998>/ 河野一郎(訳) <嶋中文庫・2004>
翻訳書で読みました 作品誕生のきっかけとなったのが、義兄の一言と、あるファンレターです。内容を書くと犯人がわかってしまうので、こちらのページをご参照ください。(→リンク「ブログ架空生活図書館さん」
刊行直後、トリックについて賛否両論が噴出しました。真っ先に否定したのが、アメリカのミステリー作家S.S.ヴァン・ダインです。2年後の1928年に、「作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはいけない。」など、(あてつけのような)推理小説を書く上での二十則を発表しました。また、批評家・小林秀雄も1957年の江戸川乱歩との対談で、「読者にサギをはたらいているよ」と酷評しました。
一方の肯定派ドロシー・L・セイヤーズは、「巧妙に一杯くわされた時に人がいだく自然な腹立ちを物語るにすぎない、とは言えまいか。必要なデータはすべて与えられている。」(『ミステリの美学』所収「犯罪オムニバス」より)とごもっともな反論です。他に米ミステリー作家のエラリー・クイーンやレイモンド・チャンドラー、英ミステリー作家ジュリアン・シモンズも支持しました。豪華な顔ぶれですね!当時の衝撃がうかがい知れます。

   

(ハヤカワ文庫、羽田さんの訳で読みました。)『オリエント急行の殺人』と並び、クリスティ作品の中ではかなり意表をつくトリックが使われた異色作です。ただ、犯人を知った状態で読んだ時の面白さは『オリエント急行』に軍配が上がりますね。とにかく、何も見ずにまず読みましょう!!!
どうにも胡散臭いキャラたちの中で唯一、太陽みたいに感じられるのがキャロラインです。うわさ話が大好きで、村のあらゆる情報を知っているし、イマジネーション豊かで、自らの思い込みを事実のように喋りまくります。彼女がいなければ、この作品はもっと単調だったでしょうね。実際、近くにいたら鬱陶しいだけのおばさんですが。フィクションだから、愛せるキャラです。こういう人、オースティンの作品でもよく見かけるような。。ちなみに、キャロラインは、ミス・マープルの原点であるとクリスティが自伝で明らかにしています。彼女の推理力にも注目です。(May, 2018)
(以上の情報のほとんどは、書評家・大矢博子先生のクリスティ講座にて教えていただいたものです。)
【幸福指数60%  陰鬱指数10%  恐怖指数5%  幻想指数0%】

【次に読みたい3冊】(うち2冊は入手困難ですが・・・)
1.別の意外な真犯人を推理した『アクロイドを殺したのは誰か』ピエール・バイヤール
2.フローラとシェパード医師が読んだ『フロス河の水車場』ジョージ・エリオット
3.『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?――言語と運命の社会学』

The Big Four (1927)
『ビッグ4』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1984>/ 中村妙子(訳) <クリスティー文庫・2004>
『謎のビッグ・フォア』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1976>
The Mystery of the Blue Train (1928)
『青列車の謎』 長沼弘毅(訳) <創元推理文庫・1959>/久万嘉寿恵(訳) <講談社文庫・1976>
『青列車の秘密』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982>/ 青木久恵(訳) <クリスティー文庫・2004>
『ブルートレイン殺人事件』 中村妙子(訳) <新潮文庫・1959>
『青列車殺人事件』 松本恵子(訳) <角川文庫・1966>
The Seven Dials Mystery (1929)
『七つの時計』 深町真理子(訳) <ハヤカワミステリ・1981/クリスティー文庫・2004>
『七つの時計殺人事件』 蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1986>
『七つのダイヤル』 中村能三(訳) <創元推理文庫・1963>
The Murder at the Vicarage (1930)
ミス・ジェーン・マープル初登場。
『牧師館の殺人』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2003>
『牧師館殺人事件』 中村妙子(訳) <新潮文庫・1986>
『ミス・マープル最初の事件簿』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1976>
The Sittaford Mystery (1931)
『シタフォードの秘密』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1985/クリスティー文庫・2004>
『シタフォードの謎』 鮎川信夫(訳) <創元推理文庫・1965>
Peril at End House (1932)
『邪悪の家』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1984/クリスティー文庫・2004>
『エンド・ハウス殺人事件』 中村妙子(訳) <新潮文庫・1988>
『エンド・ハウスの怪事件』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1975>
Lord Edgware Dies (1933)
『エッジウェア卿殺人事件』 蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1990>
『エッジウェア卿の死』 福島正実(訳) <ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2004>
『晩餐会の13人』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1975>
Why Didn't They Ask Evans? (1934)
『なぜエヴァンズにいわない?』 茅野美ど里(訳) <偕成社文庫・2004>
『謎のエヴァンズ殺人事件』 蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1989>
『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1981/クリスティー文庫・2004>
『謎のエヴァンス』 長沼弘毅(訳) <創元推理文庫・1960>
★#14Murder on the Orient Express (1934)
『十二の刺傷』 延原謙(訳) <柳香書院・1935>
『オリエント急行の殺人』
 延原謙(訳) <早川書房・1954>/ 長沼弘毅(訳) <創元推理文庫・1959/新版・2003>/ 蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1960>/ 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2003>
『オリエント急行殺人事件』
 古賀照一(訳) <角川文庫・1962>/ 久万嘉寿恵(訳) <講談社文庫・1975>/ 茅野美ど里(訳) <偕成社文庫・1995>/ 山本やよい(訳) <ハヤカワクリスティー文庫・2011>
ポワロシリーズ8作目。1928年の離婚後、イスタンブールなどを巡るひとり旅のときにオリエント急行に乗ったことがきっかけで執筆された。1932年にアメリカで起こったリンドバーグジュニア誘拐事件にも着想を得ている。
1974年英映画化、2017年米映画化(ケネス・ブラナー監督、ジョニー・デップ出演)。2015年フジテレビドラマ化(三谷幸喜脚本、野村萬斎主演。舞台は昭和初期の日本。)

【あらすじ】オリエント急行の中で、欧米人12人が死によって繋がった。
シリアでの事件を終えたポワロが、次の事件に向けてイギリスへ帰るために乗り込んだオリエント急行。いつもとは違い、様々な国籍に異なる身分の乗客で満席だった。
雪のために列車が立ち往生するなか、アメリカ人のラチェットが殺されているのが発見される。遺体には12カ所の不自然な刺し傷。ポワロは、彼がアームストロング事件の犯人だと気づく。アメリカで幼女が誘拐され、身代金交渉がなされたが、死体となって発見された事件。ショックで母親とお腹の子が亡くなり、父親も死に、容疑がかけられた女中は自殺していた。
状況からして部外者の犯行とは考えにくいが、全容疑者のアリバイは乗客同士によって完全に証明されている。不審な車掌や真紅のキモノをまとった謎の女性も目撃されていた。

   


翻訳書で読みました【感想】(創元推理文庫の長沼さんによる訳を読みました。)
それぞれのセリフはイギリスやアメリカに対する偏見に満ちています。特にイギリス人はひどい言われようで、 アメリカ人秘書によれば「イギリス人とは親しくならないことにしていますー彼らはがんこですからね」 米国籍のイタリア人からは「イギリス人というのは、哀れな人種ですね―他人に対する関心がない。」対して、 「ありえない―尊敬すべき、やや一本気な誇り高きイギリス人が、敵をナイフで十二度も突き刺す!」「この犯罪は、きわめて緻密に計画され、思慮深く実行されたもののような気がするのです。あらゆることを考えに入れた、知能的な犯罪です。~(中略)~ これは、冷徹で機略に富んだ人間の犯罪だ―アングロサクソン民族の頭脳ですよ」といったベルギー人ポワロのセリフからは、 彼らを称賛していることがわかります。「イギリス人批判の書である」という説もありますが、長沼氏のあとがきには、「(クリスティが)アメリカ人を極端に近く軽蔑したり、嫌悪したりしている」ともあります。また、身分による持ち物の違いなども描かれていて、民族階級図鑑を読んでいる気分でした。

最大の謎、「原作が先か、映像が先か」という問題。私は三谷幸喜さん脚本のドラマが脳内に残った状態で読みました。そのせいか、謎解きの場面があっさり書かれていて消化不良です。『オリエント急行の殺人』に関しては、全体を把握して原作を読む方が、理解が進みやすいかと思います。なにしろ、容疑者が乗客12人全員ですから。国籍も職業も様々なので、文字だけだと混乱していたに決まってます。たとえ結末を知っていても、面白いものは面白いので大丈夫です。この終わり方は、ポワロが警察官ではなく探偵だから許されるのだと思いました。(Mar, 2018)
【幸福指数55%  陰鬱指数15%  恐怖指数5%  幻想指数0%】

 

◆松岡正剛さんによる書評(千夜千冊より) ※思い切りネタバレされているので要注意※
「だいたい推理作家は犯人らしき人物を描くのに全力を傾注するためか、探偵を描くのがヘタなのであるが、クリスティはとくにヘタである。」

◆『オリエント急行殺人事件』を読み解くための、4つのカギ(P+D MAGAZINEより)

【次に読みたい3冊】
・同じように、冬の列車で起きた殺人を描いたクリスティ作品→『パディントン発4時50分』
・ノルウェーのミステリー作家がクリスティへのオマージュで書いた、豪雪で孤立したホテルでの殺人→『ホテル1222』
・もちろん『オリエント急行』も紹介されている→『鉄道ミステリーの系譜』

 

Three-Act Tragedy (1935)
『三幕の殺人』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1988>
 長野きよみ(訳) <クリスティー文庫・2003>

『三幕殺人事件』 中村妙子(訳) <新潮文庫・1984>
『三幕の悲劇』 西脇順三郎(訳) <創元推理文庫・1959>
翻訳書で読みました <照明>  エルキュール・ポワロ
 第一幕「疑惑」-元俳優チャールズ・カートライトが主催したパーティーで、牧師がカクテルを口にした途端に倒れて死亡してしまいます。警察が彼のグラスを調べた結果、毒物は検出されず事件はとりあえず落着します。第二幕「確信」-しかし数ヶ月後ほぼ同じ出席者が集ったパーティーで、今度は医師がポートワインを飲んだ直後亡くなります。チャールズは親友サタースウェイトと想いをよせるエッグの三人で事件を調査し始めます。第三幕「真相」-ようやくポワロが舞台に上がります。両パーティーの出席者に聞き込みをし、ポワロがシェリー・パーティーを催します。
 クリスティーの好きな演劇の要素を小説の中に用いた作品となっています。主役はもっぱらチャールズが見事に演じきり、ヒロインはエッグ、助演はサタースウェイトとポワロは事件の真相にスポットライトを当てる照明係にすぎません。引退を宣言した探偵には、ちょうどいい役だったかもしれません。犯人の動機には納得できない人も多いと思います。読後、すっきりしたい人はあんまり読まない方がいいかもしれません。
Death in the Clouds (1935)
『大空の殺人』 茅野美ど里(訳) <偕成社文庫・1993>
『雲をつかむ死』 加島祥造(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
『大空の死』 松元寛(訳) <創元推理文庫・1961>
The ABC Murders (1935) 
『ABC殺人事件』 中村能三(訳) <新潮文庫・1960/改版・1989>
  堀田善衛(訳) <創元推理文庫・1959>/能島武文(訳) <角川文庫・1962>
  田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1987>
  深町真理子(訳) <偕成社文庫・1990/創元推理文庫・2003>
  堀内静子(訳) <クリスティー文庫・2003>
翻訳書で読みました ABCという謎の人物から、ベルギー人名探偵ポワロに挑戦状が届きます。ポワロは凶悪な連続殺人犯を突きとめることができるのでしょうか?
 初めてクリスティーの作品を読みました。今でも世界中で愛されているのが、納得できます。事件の展開、トリック、犯人どれも極上です。最後まで読者を飽きさせません。事件の描写が本当に細やかです。ABCの恐怖に浸ってください。ただ、この一冊だけではポワロの人物像が確定しませんでした。ポワロが一番得体の知れない謎の人物でした。
Murder in Mesopotamia (1936)
『メソポタミヤの殺人』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1976>/ 石田善彦(訳) <クリスティー文庫・2003>
『メソポタミア殺人事件』 蕗沢忠枝(訳) <新潮文庫・1986>
『殺人は癖になる』 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1978>
Cards on the Table (1936)
ポワロとオリヴァー夫人が登場。
『ひらいたトランプ』 加島祥造(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>
Dumb Witness (1937)
『もの言えぬ証人』 加島祥造(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2003>
Death on the Nile (1937)
1978年英・米映画化。ナイル川観光船で起こる殺人事件。
『ナイルに死す』 西川清子(訳) <新潮文庫・1965>/ 加島祥造(訳) <早川書房・1977/ハヤカワミステリ・1984/クリスティー文庫・2003>
Appointment with Death (1938)
1988年米映画化(「死海殺人事件」)。
『死との約束』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
Hercule Poirot's Christmas (1938)
『ポワロのクリスマス』 村上啓夫(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>
Murder Is Easy (1939)
『殺人は容易だ』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
Ten Little Niggers (1939)
  改題:And Then There Were None
1945年米映画化(「そして誰もいなくなった」)。1967年英映画化(「姿なき殺人者」)。1975年英映画化(「そして誰もいなくなった」)。1989年映画化(「サファリ殺人事件」)。デボン州沖に浮かぶ孤島に招待された10人の男女が、マザーグースの歌詞どおりに殺されていく。
『そして誰もいなくなった』 清水俊二(訳) <早川書房・1975/ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>/ 福田逸(訳) <新水社・1984>/ 青木久恵(訳) <ハヤカワクリスティー文庫・2010>
Sad Cypress (1940)
『杉の柩』 恩地三保子(訳) <早川書房・1957/ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2004>
One, Two, Buckle My Shoe (1940)
『愛国殺人』 加島祥造(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2004>
Evil Under the Sun (1941)
『白昼の悪魔』 鳴海四郎(訳) <早川文庫・1976/ハヤカワミステリ・1986/クリスティー文庫・2003>
映画を見ました  深夜にテレビ放送された完全ノーカット版を見ました。のどかな孤島で、人気はあるけれどみんなの反感を買っているわがまま女優が殺されます。容疑者全員に動機があり、アリバイもあります。ですが、ポワロはたった一晩で事件を解決してしまいます。なんだかあっという間で、わたしがじっくりと推理する余裕は全くありませんでした。あまりにも解決が早かったので、ちょっと物足りません。本を読んだほうがたっぷり堪能できると思います。背景はきれいで、音楽も雰囲気を大いにもりあげてくれて、良かったです。映画を見られる方は、小さなことにもしっかり注目して考えていってください。注目は、クリスティネ役で出演しているフランス人歌手ジェーン・バーキンです。
(「地中海殺人事件」 ガイ・ハミルトン監督 ピーター・ユスチノフ主演 イギリス・1982年)
N or M? (1941)
大人になったトミー、タペンス・ベレズフォード夫妻登場。
『NかMか』 深町眞理子(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
The Body in the Library (1942)
『書斎の死体』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1976>/ 山本やよい(訳) <クリスティー文庫・2004>
Five Little Pigs (1942)
『五匹の子豚』 桑原千恵子(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2003>
The Moving Finger (1943)
『動く指』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2004>
Towards Zero (1944)
『ゼロ時間へ』  田村隆一(訳) <早川書房・1975/ハヤカワミステリ・1976>
 三川基好(訳) <クリスティー文庫・2004>
Death Comes as the End (1945)
古代エジプトが舞台の歴史ミステリー。
『死が最後にやってくる』 加島祥造(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
Sparkling Cyanide (1945)
『忘られぬ死』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1985/クリスティー文庫・2004>
The Hollow (1946)
『ホロー荘の殺人』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2003>
Taken at the Flood (1948)
『満潮に乗って』 恩地三保子(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2004>
Crooked House (1949)
『ねじれた家』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1984/クリスティー文庫・2004>
原書で読みました  作者本人も保証する、おもしろい話です。Nursery Rhymes(マザーグース)の歌を題材にしています。"Crooked House"でおじいさんが毒殺され、家族全員に動機があります。被害者の孫娘、Sophiaと結婚するため、Charlesが事件解明に乗り出します。前半は様々な事実が浮かび上がってきますが、いまいち犯人が特定できません。しかも、全員一致のもとで作成されたはずの遺言も行方不明です。さらに、第2の殺人が起こってしまいます。注目はSophiaの妹、Josephineです。探偵ごっこが大好きで、いつも秘密を嗅ぎまわり、自分は真犯人を知っているとCharlesに豪語します。

*関連Nursery Rhymes*
There was a crooked man, and he walked a crooked mile,
He found a crooked sixpence against a crooked stile;
He bought a crooked cat, which caught a crooked mouse,
And they all lived together in a little crooked house.

 

A Murder Is Announced (1950)
『予告殺人』 田村隆一(訳) <早川書房・1951/ハヤカワポケットミステリ・1955/ハヤカワミステリ文庫・1976/クリスティー文庫・2003>
マープルシリーズ長編4作目。マープルものの中で最も人気の高い作品。江戸川乱歩やマージェリー・アリンガムからの評価も高い。そのわりに翻訳は少ない。クラドック警部が初登場する。
2007年日本テレビ系列ドラマ化(岸恵子・はしのえみ出演)。

【あらすじ】全村人がもれなく目にするローカル紙に、殺人を知らせる広告が載った。誰もがゲームや冗談だと笑い飛ばし、何かと理由をつけてその場所へ集まる。予告された時間になると、電気が消え、3発の銃声が聞こえた。そして、家の主人の耳からは血が滴り、ホールには男が倒れていた。

     


もう町に住んでいる人たちはだれひとり近所の人のことを知ろうとは思わない。(p.165)
翻訳書で読みました【感想】初めてマープル作品を読みました。思ったよりつまらなかったなという印象です。推理の過程を全然明かしてくれないので、推理力に乏しい私には疎ましいおばあちゃん探偵でした。しかも、全358ページ中117ページ目でようやく登場し、本格的に動き出すのが168ページから。なんとも存在感が薄いです。
オリエント急行やアクロイド殺しに比べると、時代設定が戦後になり、人々の生活が苦しく、質素さや侘しさが漂っているんです。私は、無駄に豪華な衣食住が背景にある、浮世離れした雰囲気が好きなので、物足りなく感じてしまいました。使われているトリックも地味ですが、校閲レベルの仕掛けは文字好きにとってはしびれます。
翻訳の日本語がやや古く、しかも76年に発行された方を読んだので、字が小さいんです。読むのに7時間くらいかかりました。(Jun, 2018)
【幸福指数50%  陰鬱指数20%  恐怖指数5%  幻想指数0%】

 

【次に読みたい1冊】
・『予告殺人』と同じ村が舞台の短編→『教会で死んだ男』

 

They Came to Baghdad (1951)
『バグダッドの秘密』  赤嶺弥生(訳) <早川書房・1956>/ 中村妙子(訳) <ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2004>
Mrs. McGinty's Dead (1952)
『マギンティ夫人は死んだ』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982/クリスティー文庫・2003>
They Do It with Mirrors (1952)
『魔術の殺人』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1982/クリスティー文庫・2004>
After the Funeral (1953)
『葬儀を終えて』 加島祥造(訳) <早川書房・1956/ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>
A Pocket Full of Rye (1953)
『ポケットにライ麦を』 宇野利泰(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>
Destination Unknown (1954)
『死への旅』  高橋豊(訳) <早川書房・1971/ハヤカワミステリ・1977>/ 奥村章子(訳) <クリスティー文庫・2004>
Hickory, Dickory, Dock (1955)
『ヒッコリー・ロードの殺人』 高橋豊(訳) <早川書房・1971/ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
Dead Man's Folly (1956)
『死者のあやまち』 田村隆一(訳) <早川書房・1958/ハヤカワミステリ・1983/クリスティー文庫・2003>
4:50 from Paddington (1957)
ミス・マープルの友人が並走する列車の車窓から、絞殺事件を目撃したが、被害者が見つからない。マープルはクラッケンソープ家の屋敷に死体があると推理し、敏腕家政婦ルーシーに潜入調査を依頼する。
1957年米映画化、1961年英映画化、2008年仏映画化(『奥さまは名探偵 〜パディントン発4時50分』)。2006年日本テレビドラマ化(『嘘をつく死体』岸惠子主演)。2018年テレビ朝日ドラマ化(『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』天海祐希主演)。
『パディントン発4時50分』 大門一男(訳) <ハヤカワミステリ文庫・1976>/ 松下祥子(訳) <クリスティー文庫・2003>
Ordeal by Innocence (1958)
1984年英映画化(「ドーバー海峡殺人事件」)。
『無実はさいなむ』 小笠原豊樹(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
Cat among the Pigeons (1959)
『鳩のなかの猫』 橋本福夫(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
The Pale Horse (1961)
『蒼ざめた馬』 橋本福夫(訳) <ハヤカワミステリ・1979>/ 高橋恭美子(訳) <クリスティー文庫・2004>
The Mirror Crack'd from Side to Side (1962)
ミス・マープルが暮らすセント・メアリ・ミード村に、アメリカから女優が引っ越してきた。彼女の新居で開かれた盛大なパーティ中に、招待客が変死を遂げる。
1980年米映画化(「クリスタル殺人事件」エリザベス・テイラー出演)。2007年日本テレビドラマ化(『大女優殺人事件』岸惠子主演)。2018年テレビ朝日ドラマ化(『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』沢村一樹主演)。
『鏡は横にひび割れて』 橋本福夫(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2004>
The Clocks (1963)
安楽椅子探偵ポワロ登場。
『複数の時計』
 橋本福夫(訳) <早川書房・1965/ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2003>
A Caribbean Mystery (1964)
『カリブ海の秘密』 永井淳(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2003>
At Bertram's Hotel (1965)
『バートラム・ホテルにて』 乾信一郎(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2004>
Third Girl (1966)
ポワロ晩年の作品。オリヴァー夫人も登場。
『第三の女』 小尾芙佐(訳) <早川書房・1970/ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2004>
Endless Night (1967)
『終わりなき夜に生まれつく』 乾信一郎(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2004>
By the Pricking of My Thumbs (1968)
 
2005年仏映画化(『アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵』 監督:パスカル・トマ 出演:カトリーヌ・フロ)。おしどり夫婦探偵トミーとタペンス・シリーズ。
『親指のうずき』 深町眞理子(訳) <ハヤカワミステリ・1976/クリスティー文庫・2004>
Halloween Party (1969)
『ハロウィーン・パーティ』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1977/クリスティー文庫・2003>
Passenger to Frankfurt (1970)
『フランクフルトへの乗客』 永井淳(訳) <早川書房・1975/ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2004>
Nemesis (1971)
『復讐の女神』 乾信一郎(訳) <ハヤカワミステリ・1980/クリスティー文庫・2004>
Elephants Can Remenber (1972)
おなじみポワロとオリヴァー夫人。
『象は忘れない』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2003>
Postern of Fate (1973)
ベレズフォード夫妻再び。
『運命の裏木戸』 中村能三(訳) <ハヤカワミステリ・1981/クリスティー文庫・2004>
Curtain (1975)
『カーテン -ポワロ最後の事件-』
 中村能三(訳) <早川書房・1975/ハヤカワミステリ・1982/クリスティー文庫・2004>
Sleeping Murder (1976)
『スリーピング・マーダー -ミス・マープル最後の事件-』 綾川梓(訳) <早川書房・1977/ハヤカワミステリ・1990/クリスティー文庫・2004>

 

Romance Novels written as メアリ・ウェストマコット +++

Giant's Bread (1930)
クリスティー初のロマンス小説。過保護に育てられた少年の物語。
『愛の旋律』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1975/クリスティー文庫・2004>
Unfinished Portrait (1934)
クリスティーの自伝的小説。
『未完の肖像』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1976>
Absent in the Spring (1944)
『春にして君を離れ』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1973/クリスティー文庫・2004>
The Rose and Yew Tree (1948)
『暗い抱擁』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1974/クリスティー文庫・2004>
A Daughter's a Daughter (1952)
『娘は娘』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1973/クリスティー文庫・2004>
The Burden (1956)
『愛の重さ』 中村妙子(訳) <ハヤカワ文庫・1973/クリスティ・コレクション・2004>

 

アガサ・クリスティ社公認!ソフィー・ハナによる、名探偵ポアロシリーズ続編 +++

The Monogram Murders (2014)
『モノグラム殺人事件』 山本博・大野尚江(訳) <早川書房・2014/クリスティー文庫・2016>
Closed Casket (2016)
『閉じられた棺』 山本博・遠藤靖子(訳) <クリスティー文庫・2017>
The Mystery of Three Quarters (2018)

 

Collection +++

Poirot Investigates (1925)
『ポワロの事件簿1』 小西宏(訳) <創元推理文庫・1960>/ 厚木淳(訳) <創元推理文庫・1980>
『ポワロ登場』 小倉多加志(訳) <ハヤカワミステリ文庫・1978>/ 真崎義博(訳) <クリスティー文庫・2004>
全14編収録。「“西洋の星”盗難事件」「マースドン荘の悲劇」「安アパート事件」「狩人荘の怪事件」「百万ドル債券盗難事件」「エジプト墳墓の謎」「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」「首相誘拐事件」「ミスタ・ダウンハイムの失踪」「イタリア貴族殺害事件」「謎の遺言書」「ヴェールをかけた女」「消えた廃坑」「チョコレートの箱」収録
Partners in Crime (1928)
『おしどり探偵』 橋本福夫(訳) <ハヤカワミステリ・1978>/ 坂口怜子(訳) <クリスティー文庫・2004>
二人の若探偵トミーとタペンスが再び蘇る。「アパートの妖精」「お茶をどうぞ」「桃色真珠紛失事件」「怪しい来訪者」「キングを出し抜く」「婦人失踪事件」「目隠しごっこ」「霧の中の男」「パリパリ屋」「サニングデールの謎」「死のひそむ家」「牧師の娘」「大使の靴」「16号だった男」収録
『二人で探偵を』 一ノ瀬直二(訳) <創元推理文庫・1972>
The Mysterious Mr. Quin (1930)
全12編収録。
『謎のクィン氏』 石田英士(訳) <ハヤカワミステリ・1978>/ 嵯峨静江(訳) <クリスティー文庫・2004>
The Thirteen Problems (1932)
ミス・マープルの連作短編集。
『火曜クラブ』 中村妙子(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2003>
『ミス・マープルと十三の謎』 高見沢潤子(訳) <創元推理文庫・1960>
The Hound of Death (1933)
『死の猟犬』 小倉多加志(訳) <ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2004>
"The Call of Wings"など、全12編収録。「死の猟犬」「赤信号」「第四の男」「ジプシー」「ランプ」「ラジオ」「検察側の証人」「青い壺の謎」「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」「翼の呼ぶ声」「最後の降霊会」「S・O・S」収録
『検察側の証人』 厚木淳(翻訳) <クリスティ短編全集1、創元推理文庫・1966>
「赤信号」「第四の男」「ジプシー」「ランプ」「ラジオ」「検察側の証人」「青い壺の秘密」「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」「翼のまねき」「最後の降霊術」「S・O・S」「死の猟犬」収録
Parker Pyne Investigates (1934)
『パーカー・パイン登場』 乾信一郎(訳) <ハヤカワミステリ・1978/クリスティー文庫・2004>
探偵作家のアリアドネ・オリヴァーが登場。12の事件を収録。「中年夫人の事件」「退屈している軍人の事件」「困りはてた夫人の事件」「不満な夫の事件」「サラリーマンの事件」「大金持ちの夫人の事件」「あなたは欲しいものをすべて手に入れましたか?」「バグダッドの門」「シーラーズにある家」「高価な真珠」「ナイル河の殺人」「デルファイの神託」収録
『パーカー・パインの事件簿』 小西宏(訳) <創元推理文庫・1963>/厚木淳(訳) <クリスティ短編全集9、創元推理文庫・1985>
The Listerdale Mystery (1934)
『リスタデール卿の謎』 田村隆一(訳) <ハヤカワミステリ・1981/クリスティー文庫・2003>
"Swan Song"など全12編収録。「リスタデール卿の謎」「ナイチンゲール荘」「車中の娘」「六ペンスのうた」「エドワード・ロビンソンは男なのだ」「事故」「ジェインの求職」「日曜日にはくだものを」「イーストウッド君の冒険」「黄金の玉」「ラジャのエメラルド」「白鳥の歌」収録
『白鳥の歌』 厚木淳(訳) <クリスティ短編全集2、創元推理文庫・1967>
Murder in the News (1937)
『死人の鏡』 小倉多加志(訳) <ハヤカワミステリ・1979/クリスティー文庫・2004>
ポワロ4編を収録。「厩舎街の殺人」「謎の盗難事件」「死人の鏡」「砂にかかれた三角形」収録
『死人の鏡』 宇野利泰(訳) <クリスティ短編全集5、創元推理文庫・1967>
★◆The Regatta Mystery (1939)
『黄色いアイリス』 中村妙子(訳) <ハヤカワミステリ・1980/クリスティー文庫・2004>
ポワロが5編、ミス・マープルが1編に登場する短編集。「レガッタ・デーの事件」「バグダッドの大櫃の謎」「あなたの庭はどんな庭?;ポリェンサ海岸の事件」「黄色いアイリス」「ミス・マープルの思い出話」「 仄暗い鏡の中に」「船上の怪事件」「二度目のゴング」収録
The Labours of Hercules (1947)
ポワロの事件12編収録。
『ヘラクレスの冒険』 高橋豊(訳) <ハヤカワミステリ・1976>/ 田中一江(訳) <クリスティ・コレクション・2004>
The Witness for the Prosecution and Other Stories (1948)
『検察側の証人』 加藤恭平(訳) <ハヤカワミステリ・1980/クリスティー文庫・2004>
★◆Three Blind Mice and Other Stories (1950)
『愛の探偵たち』 小倉多加志(訳) <ハヤカワミステリ・1980>
「三匹の盲ネズミ」「風変わりな冗談」「巻尺殺人事件」「非の打ちどころがないメイド」「管理人の事件」「四階の部屋」「ジョニー・ウェイヴァリー誘拐事件」「愛の探偵たち」収録
 宇佐川晶子(訳) <クリスティー文庫・2004>
「三匹の盲目のねずみ」「奇妙な冗談」「昔ながらの殺人事件」「申し分のないメイド」「管理人事件」「四階のフラット」「ジョニー・ウェイバリーの冒険」「愛の探偵たち」収録
The Under Dog and Other Stories (1951)
★◆The Adventure of the Christmas Pudding (1960)
ポワロが5編、ミス・マープルが1編担当。
『クリスマス・プディングの冒険』 橋本福夫(訳) <早川書房・1975/ハヤカワミステリ・1985/クリスティー文庫・2004>
★◆Double Sin and Other Stories (1961)
The Golden Ball and Other Stories (1971)
Poirot's Early Cases (1974)
ポワロ初期の事件簿。
While the Light Lasts (1997)
『マン島の黄金 -クリスティー最後の贈り物-』 中村妙子ほか(訳) <早川書房・1998/ハヤカワミステリ・2001/クリスティー文庫・2004>
全9編収録。「夢の家」「名演技」「崖っぷち」「クリスマスの冒険」「孤独な神さま」「マン島の黄金」「壁の中」「バグダッドの大櫃の謎」「光が消えぬかぎり」「クィン氏のティー・セット」収録。
『アガサ=クリスティ推理・探偵小説集』1・2
深町真理子(訳) <偕成社文庫・1986>
全6編収録。

 

References +++