Ann Cleeves


アン・クリーヴス

last updated: 27 June 2018

Biography +++

【生没】 1954.10.24 - (午年生まれ)
【家族】 父親は教師
【結婚】 1977年に鳥類学者のティム(2017年他界)と結婚。娘が2人いる。
【縁の地】 ヒルブリー(イングランド北西岸に浮かぶ孤島。夫の仕事の都合で3年ほど滞在。)
ノーサンバーランド(イングランド最北部の州。1987年に家族で移住。)
【仕事】 ヒルブリーにいた頃、何もすることがなかったため筆をとった。
【功績】 2012年英国推理作家協会(CWA)殿堂入り。2017年CWAのダイヤモンドダガー賞受賞。

 

Bibliography +++

#1A Bird in the Hand (1986)
英国のカントリーサイドを旅するバードウォッチャー夫婦George and Molly Palmer-Jones シリーズ1作目。
#2Come Death and High Water (1987)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ2作目。
#3Murder in Paradise (1988)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ3作目。
#4A Prey to Murder (1989)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ4作目。
#5A Lesson in Dying (1990)
ノーサンバーランドが舞台となるInspector Ramsay シリーズ1作目。
#6Murder in My Backyard (1991)
Inspector Ramsay シリーズ2作目。
#7A Day in the Death of Dorothea Cassidy (1992)
Inspector Ramsay シリーズ3作目。
#8Another Man's Poison (1992)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ5作目。
#9Killjoy (1993)
Inspector Ramsay シリーズ4作目。
#10Sea Fever (1993)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ6作目。
#11The Mill on the Shore (1994)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ7作目。
#12The Healers (1995)
Inspector Ramsay シリーズ5作目。
#13High Island Blues (1996)
George and Molly Palmer-Jones シリーズ8作目。
#14The Baby Snatcher (1997)
Inspector Ramsay シリーズ6作目。
#15The Crow Trap (1999)
女警部ヴェラ・スタンホープ・シリーズ1作目。2011年よりTVシリーズ化。
#16The Sleeping and the Dead (2001)
#17Burial of Ghosts (2003)
#18Telling Tales (2005)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ2作目。
#19Raven Black (2006)
シェトランド四重奏1作目。CWA最優秀長編賞受賞。2012年末よりBBCドラマ化。講談社IN★POCKETの文庫翻訳ミステリーベスト10第4位。
『大鴉の啼く冬』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2007>
#20Hidden Depths (2007)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ3作目。
#21White Nights (2008)
『白夜に惑う夏』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2009>
シェトランド四重奏2作目。
【あらすじ】観光シーズンのシェトランド島で、イングランド人男性が不可解な死を遂げた。その男は前日、有名な画家ベラ・シンクレアのギャラリーで催された絵画展で突然泣き出し、場をしらけさせた男だった。偶然絵画展に居合わせたシェトランド島民のペレス警部とイングランド出身のテイラー警部が捜査にあたる。だが余所者の死、ということで島民の関心は低く、被害者・犯人に関する有力な情報が得られない。捜査が順調に進展しない中、二人目の被害者が出てしまう。

 

翻訳書で読みました【感想】島民同士がみな顔馴染みで一見秘密なんてなさそうなのですが、聞き込みを進めていくごとに、誰もが何かを隠していそうな不思議な感覚になりました。単純明快な人物がいないのです。小さな村などを舞台とした小説の場合、お喋りで噂好きな人物がアクセントとして登場することも多いですが、シェトランド島にはそのような人物が登場しません。誰もが慎み深くて、多くは語らない。そのために、あらゆる言葉が本当のようで嘘のようで、捜査は煮えきりません。
 全体の流れがスローテンポで劇的なペースアップがなく進みます。調和の取れたいくつもの音が静かに鳴り響いているようで、重厚な世界を創りだしています。深みのある言葉が絶妙に重なり合って、真実を覆い隠します。まったりと推理小説を楽しみたい時にどうぞ。
 素早く成果をあげることに固執するテイラーのようなタイプが現代社会では評価されるかもしれませんが、シェトランドにおいては、彼は最も異質で余裕がない人物となっていました。ですが、大学時代の私と似ているようで憎めません。。ペレスのように相手の気持ちを慮りながら、じっくりと話を聞いてあげられる落ち着いた人間になっていきたいものです。(NOV,2009)

#22Red Bones (2009)
シェトランド四重奏3作目。本格ミステリ・ベスト10海外ランキング第4位。
『野兎を悼む春』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2011>
#23Blue Lightning (2010)
シェトランド四重奏4作目。
【リンク:ブログ 星のひとかけ】
『青雷の光る秋』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2013>
#24Silent Voices (2011)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ4作目。
#25The Glass Room (2012)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ5作目。
#26Dead Water (2013)
『水の葬送』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2015>
Harbour Street (2014)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ6作目。
Thin Air (2014)
『空の幻像』 玉木亨(訳) <創元推理文庫・2018>
The Moth Catcher (2015)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ7作目。
Cold Earth (2016)
シェトランド四重奏第二部3作目。
The Seagull (2017)
ヴェラ・スタンホープ・シリーズ8作目。
Wild Fire (2018)
シェトランド四重奏第二部4作目。