Anna Kavan


アンナ・カヴァン

last updated: October 13, 2015

Biography +++

【生没】 1901.4.10 - 1968.12.5 (丑年生まれ、享年67歳)
【名前】 Helen Emily Woods。1930年代までは、Helen Ferguson(最初の夫の苗字)の名で作品を発表していた。
【家族】 両親はイギリス人。13歳のときに父親が自殺。
【故郷】 フランスで生まれ、ヨーロッパ諸国やカリフォルニアを転々として育った。
【仕事】 画家としてロンドンで展示会を開いてもいた。
【結婚】 17歳で結婚しブルマへ行き、そこで執筆を始めた。1931年再婚(のちに離婚)。

 

Bibliography +++

【Helen Ferguson 名義】
#1A Charmed Circle (1929)
Let Me Alone (1930)
The Dark Sisters (1930)
A Stranger Still (1935)
Goose Cross (1936)
Rich Get Rich (1937)

 

【Anna Kavan 名義】
Change the Name (1941)
『チェンジ・ザ・ネーム』 細美遙子(訳) <文遊社・2016>
Sleep Has His House (1948)
A Scarcity of Love (1956)
『愛の渇き』 大谷真理子(訳) <サンリオSF文庫・1981/改訳;文遊社・2013>
Eagle's Nest (1957)
『鷲の巣』 小野田和子(訳) <文遊社・2015>
Who Are You? (1963)
『あなたは誰?』 佐田千織(訳) <文遊社・2015>
Ice (1967)
『氷』 山田和子(訳) <サンリオSF文庫・1985/改訳;バジリコ・2008/ちくま文庫・2015>
@氷という逃れることのできない自然の脅威が世界を侵食していく中、私は病的なまでの執着心で少女を捜し求め、数々の危険地帯へと赴いていく。アルビノの髪をもつ少女は儚く、幾度となく私の手の中をすりぬけていってしまう。2人の前に立ちはだかるのは、絶対的権力を持つ長官。
今までの苦しみは、目の前の悲劇は、夢なのか、現実なのか。

訳書で読みました 主要人物たちの素性は一切語られず、まったく人物像が見えないまま物語は刻一刻と進んでいきました。まるで薄い氷の幕で覆われた中で、物語が繰り広げられているような感じです。現実と夢の区別があいまいで、語り手同様、読んでいる私まで混乱していました。突然襲ってくるのではなく、徐々に近づいてくる氷が恐怖心をいっそう煽ります。世界の終焉がゆっくりと確実に近づいてくる中、私たちはどのような行動を起こすのでしょうか?醜い争いなどではなく、あきらめでもなく、支えあい幸せな気持ちで最後が迎えられるような世の中でありますように。

Mercury (1994)
The Parson (1995)

 

Collection +++

Asylum Piece (1940)
The Birthmark, Going Up in the World, The Enemy, A Changed Situation, The Birds, Airing a Grievance, Just Another Failure, The Summons, At Night, An Unpleasant Reminder, Machines in the Head, Asylum PieceⅠ-Ⅷ, The End in Sight, There is no End 収録
『アサイラム・ピース』 山田和子(訳) <国書刊行会・2013>
I am Lazarus (1945)
I am Lazarus, Palace of Sleep, Who has Desired the sea, The Blackout, Glorious Boys, Face of my people, The Heavenly Adversary, The Brother, The Gannets, The Picture, All kinds of grief shall arrive, A certain experience, Benjo, Now I know where my place is, Ou city 収録
『われはラザロ』 細美遙子(訳) <文遊社・2014>
A Bright Green Field (1958)
A Bright Green Field, Annumciation, Happy Name, One of the Hot Spots, Ice Storm, Mouse Shoes, The End of Something, The Birds Dancing, Chiristmas Wishes, A Visit for the Sleepmaster, Lonely Unholy Short, All Saints, New and Splendid 収録
「輝く草地」(西崎憲 訳)『輝く草地 英国短篇小説の愉しみ』(筑摩書房・1999)に収録
Julia and the Bazooka (1970)
The Old Address(以前の住所) A Visit(ある訪問) Fog(霧) Experimental(実験) World of Heroes(英雄たちの世界) The Mercedes(メルセデス) Clarita(クラリータ) Out and Away(はるか離れて) Now and Then(今と昔) High in the Montains(山の上高く) Among the Lost Things(失われたものの間で) The Zebra-Struck(縞馬) A Town Garden(タウン・ガーデン) Obsessional(取り憑かれて) Julia and the Bazooka(ジュリアとバズーカ) 収録
『ジュリアとバズ-カ』 千葉薫(訳) <サンリオSF文庫・1981/文遊社・2013>
My Soul in China (1975)
My Soul in China, Five More Days to Countdown, Tiny Thin, Master Stroke?, Yellow Submatine, Traveller, Death for Traitors, I'm Wondering Where I Stand Now, Once of the Liberated?, A Summer Evening 収録