Elizabeth Taylor


エリザベス・テイラー

last updated: 9 August 2012

Biography +++

【生没】 1912.7.3 - 1975.11.19 (子年生まれ、享年63歳)
【結婚・出産】 1936年、製菓会社オーナーと結婚。
【交友】 I.コンプトン・バーネットと親交があった。
【評価】 同世代のブッカー賞作家キングズリー・エイミスは、テイラーを「今世紀、最も優れた英国人小説家の一人」と評した。イギリス人作家フィリップ・ヘンシャーは、「英国小説の秘宝」と表現。ヒラリー・マンテルは、「巧妙で熟練しているが、やや過小評価されている」と述べている。

 

Bibliography +++

#1At Mrs. Lippincote's (1945)
自伝的小説。
#2Palladian (1946)
ガヴァネスが主人公。
#3A View of the Harbour (1947)
#4A Wreath of Roses (1949)
#5A Game of Hide and Seek (1951)
#6The Sleeping Beauty (1953)
#7Angel (1957)
『エンジェル』 小谷野敦(訳) <白水社・2007>/最所篤子(訳) <ランダムハウス講談社文庫・2007>
2007年仏映画化(監督:フランソワ・オゾン)。
@貧しい環境で育ったエンジェルは、常に空想の世界で生きていた。幼い友人には、自分は豪華なお屋敷のお嬢様であるかのように話す。その想像力を活かして書いた小説は、現実とは大きくかけ離れていたため悪評を浴びるが、大衆に受けて本は大ヒットする。エンジェルは大金持ちになり、生まれながらの淑女として振舞うようになっていく。

   

翻訳書で読みました こんなにも全ての登場人物に共感できなかったのは初めてです。主人公エンジェルは本当に非凡で、根拠のない自信と虚偽で塗り固められた想像で生きているような女性です。ただ、現実から目をそらし続けるという姿勢を一生貫いたところは評価できるかもしれません。。最初は第三者として、滑稽な物語だなぁと思いながら読んでいたのですが、終盤はエンジェルたちの哀れな姿がしみじみと身に染みました。

#8In a Summer Season (1961)
#9The Soul of Kindness (1964)
#10The Wedding Group (1968)
#11Mrs Palfrey at the Claremont (1971)
ブッカー賞候補。2005年米映画化。
『クレアモントホテル』 最所篤子(訳) <集英社文庫・2010>
#12Blaming (1976)

 

Collection +++

#1Hester Lilly and Twelve Short Stories (1954)
'First Death of Her Life'が「生涯のはじめての死」として『ニューヨーカー短編集』<角川文庫・1973>に収録。
#2The Blush and Other Stories (1958)
'Poor Girl'が「プア・ガール」として『恐怖の1ダース』<講談社文庫・1980>に収録。
#3A Dedicated Man and Other Stories (1965)
'Mr Wharton'が「ミスタ・ウォートン」として『英語圏女性作家の描く家族のかたち』<ミネルヴァ書房・2006>に収録。
#4The Devastating Boys and Other Stories (1972)
'The Fly-Paper'が「蠅取紙」として『20世紀イギリス短篇選』<岩波文庫・1987>に収録。

 

References +++