Frances Burney


フランシス・バーニー

last updated: October 9, 2018

Biography +++

【生没】 1752.6.13 - 1840.1.6 (申年生まれ、享年87歳)
【家族】 6人兄弟の3番目。10歳のとき、フランス人の母を亡くす。5年後に、父親は裕福な未亡人エリザベスと再婚。
兄ジェイムズは海軍に所属し、クック船長の航海に同行した。弟のチャールズは、The Burney Collection of Newspapers(17世紀の植民地政策開始から18世紀までのイギリスの新聞を集めた世界有数のコレクション)で有名。妹サラは小説家。
【幼少期】 8歳まで読み書きができなかった。父親は他の姉妹の方を可愛がり、フランシスは学校へも行かせてもらえなかった。知識を吸収した場所は、専ら当時の音楽家、俳優、作家などが集う、音楽家の父のdrawing-roomだった。作家サミュエル・ジョンソンとも親しかった。
執筆は女性らしくないという義理の母からの圧力に耐えきれず、密かに書いていた"The History of Caroline Evelyn"を燃やしてしまう。
【仕事】 小説の収入で家族を支えた。作品はオースティンから絶賛を受ける。劇作家でもあり、喜劇"A Busy Day"が有名。
Fanny(ファニー) Burneyの愛称で知られる。
【結婚・出産】 フランスから亡命してきていた、フランス革命指導者ラファイエットの補佐官d'Arblay(ダーブレイ)将軍と41歳の時に結婚。翌年(1794年)一人息子Alexandreを出産。1801年から10年間、英雄ナポレオンが活躍した時代をパリで過ごす。
【手術】 乳がんのため、1811年に乳房切除術を受けたが、麻酔手術が普及する前で、代わりにワインが使われた。まだ麻酔のない時代の貴重な手術記録として、バーニーの手紙が大英図書館にて電子化されている。【リンク:19世紀の乳房除去手術

 

Novels(全4作) +++

#1Evelina: or the History of a Young Lady's Entrance into the World (1778)
名前と性別を隠したまま出版。父親には内緒にしていたが、小説が話題になったことで、彼女の作品だとバレた。
身寄りのないEvelinaが、不慣れなロンドン社交界の中で、父親からの認知や貴族の夫を得ていく。書簡体形式。15歳の頃に燃やしてしまった物語のヒロインCaroline Evelynの娘を主人公にした。
リンク:An introduction to Evelina (British Library)
#2Cecilia: or Memoirs of an Heiress (1782)
全5巻で出版。"pride and prejudice"というフレーズが末尾に3回も使われていて、オースティンの『高慢と偏見』のタイトルの元となった。
部数に関係なく初版で200ポンドの契約だったため、通常500部が2000部印刷された。にもかかわらず、増刷されている。
#3Camilla: or A Picture of Youth (1796)
出版により約2000ポンドを稼ぎ、新居Camilla Cottageを建てた。
#4The Wanderer: or Female Difficulties (1814)

 

Journals and Letters(一部) +++

The Early Diary of Frances Burney (1768-78)
The Journal and Letters of Fanny Burney (1791-1840)
The Diary and Letters of Madame d'Arblay (1842-46)
バーニーの姪が編集。

 

References +++