Katherine Mansfield


キャサリン・マンスフィールド

last updated: 7 Aug 2017

Biography +++

【生没】 1888.10.14 - 1923.1.9 (子年生まれ、享年34歳)
【縁の地】 ニュージーランド生まれ。ロンドンの大学卒業後、NZへ戻り、プロのチェロ奏者を志すが、父の反対を受け諦める。その後ロンドンへ移り、祖国へ帰ることはなかった。29歳以後は病気の療養をかねて、ヨーロッパを転々としながら作品を執筆した。
【評価】 V.ウルフが「私に嫉妬心を抱かせる唯一の作品」と高く評価した。生地ウェリントンの国立図書館Alexander Turnbull Libraryには、初版本や原稿、日記などが展示されている。福島県にもキャサリン・マンスフィールド記念館があり、日本語訳全集やニュージーランドの観光用パンフレット、挿絵の写しなどがある。

 

Bibliography +++

#1In a German Pension (1911)
"Germans at Meat", "The Baron.", "The Sister of the Baroness", "Frau Fischer", "Frau Brechenmancher attends a Wedding", "The Modern Soul", "At Lehmann's", "The Luft Bad", "A Birthday", "The Child-Who-Was Tired", "The Advanced Lady", "The Swing of the Pendulum", "A Blaze"の13編収録。ドイツでの療養生活が元になっている。マンスフィールドの意思により再版されなかった。
 収録作品:「食卓のドイツ人たち」「男爵」「男爵夫人の妹」「フィシャー夫人」「ブレッヘンマッヒャー夫人と村の結婚式」「モダンなお嬢さん」「レーマンの小店で」「大気欲」「出産の日」「疲れきったねえや」「進歩的な夫人」「振り子の揺れ」「燃え上がる炎」
『ドイツの田舎宿で』 内田深翠(訳) <文化書房博文社・1996>
#2Bliss and Other Stories (1920)
"Prelude", "Je Ne Parle Pas Francais", "Bliss", "The Wind Blows", "Psychology", "Pictures", "The Man Without a Temperament", "Mr. Reginald Peacock's Day", "Sun and Moon", "Feuille D'album", "A Dill Pickle", "The Little Governess", "Revelations", "The Escape"の14編収録。
『幸福』 安藤一郎(訳) <英宝社;英米名作ライブラリー・1960>
#3The Garden Party and Other Stories (1922)
『園遊会』 安藤一郎(訳) <英宝社・1955>
『マンスフィールド短篇集』 安藤一郎(訳) <新潮文庫・1957>
収録作品(15編):「園遊会」「パーカーおばあさんの人生」「新時代風の妻」「理想的な家庭」「声楽の授業」「小間使」「ブリル女史」「大佐の娘たち」「初めての舞踏会」「若い娘」「船の旅」「鳩氏と鳩夫人」「見知らぬ者」「祭日小景」「湾の一日」
原書で読みました 15編収録。作家としての名声が確立。
 *収録作品:'At the Bay' 'The Garden Party' 'The Daughters of the Late Colonel' 'Mr and Mrs Dove' 'The Young Girl' 'Life of Ma Parker' 'Marriage a la Mode' 'The Voyage' 'Miss Brill' 'Her First Ball' 'The Singing Lesson' 'The Stranger' 'Bank Holiday' 'An Ideal Family' 'The Lady's Maid'

"At the Bay" 1921年に書き上げられました。12章で構成された比較的長い短編です。夜が明けてから更けるまでのゆったりとした時間の中で、夏の海辺での小さな物語が展開されています。聡明な自然描写が美しく、時折織り込まれる会話が絶妙です。

 

#4The Dove's Nest and Other Stories (1923)
21編収録。夫の編纂。
#5Something Childish and Other Stories (1924)
25編収録。夫の編纂。

 

初めての舞踏会』 安藤一郎(訳) <英宝社;英米名作ライブラリー・1959>
幸福・園遊会 他17篇―マンスフィールド短篇集』 崎山正毅・伊沢龍雄(訳) <岩波文庫・1969>
マンスフィールド作品集』 大沢銀作(訳) <文化書房博文社・1975>
 収録作品:「園遊会」「一杯のお茶」「幸福」「人形の家」「小さな女の子」「船の旅」「蝿」「カナリヤ」「初めての舞踏会」「新婚旅行」「風が吹く」「いのんど漬」
入江のほとり』 加藤冨貴子・大沢銀作・柴田恭子(訳) <文化書房博文社・1976>
マンスフィールド全集』 大沢銀作・河野芳英・相吉達男・柴田優子(訳) <新水社・1999>
 収録作品:「幸福、その他の物語」「園遊会、その他の物語」「鳩の巣、その他の物語」「未完の物語」「幼くみえるけれども、その他の物語」「ドイツの宿にて」、全89作。
マンスフィールド短篇集』 西崎憲(訳) <ちくま文庫・2002>
 収録作品:「風が吹く」「ガーデン・パーティー」「少女」「幸福」「見知らぬ人」「パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか」「ミス・ブリル」「ある上流婦人のメイド」「郊外のフェアリー・テール」「一杯のお茶」「人形の家」「姫茴香風味のピクルス」「船の旅」「入江にて」
キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集 不機嫌な女たち』 芹澤恵(訳) <白水社・2017>
 新発見原稿「ささやかな過去」ほか、「幸福」「小さな家庭教師」「まちがえられた家」「一杯のお茶」「燃え立つ炎」「ミス・ブリル」「人形の家」など全13篇収録。

Short Stories +++

"The Woman at the Store"
「草原の店」(有満保江・訳)
『現代ニュージーランド短編小説集』<評論社・1981>に収録。
"Brave Love"
「ひたむきな愛」(日高八郎・訳)
『世界短編名作選 イギリス編』<日本出版社・1978>に収録。スパークヒルの短編も同時収録。

 

References +++